開業届を出して、さあ事業を始めよう。
――そう思った瞬間にぶつかるのが、「会計ってどうやるの?」という壁です。
売上や経費をどう管理すればいいのか、青色申告の控除って何なのか、どんなソフトを使えばいいのか。
フリーランス・個人事業主にとって会計は避けて通れないテーマですが、実は最初の“ツール選び”で9割が決まるといっても過言ではありません。
私自身もAAIIを立ち上げる際、最初は「とりあえずエクセルでいいか」と思っていました。
しかし開業から数ヶ月でレシートや経費が膨大になり、すぐにクラウド会計に移行。
そこからは、確定申告や経費仕訳が一気にラクになりました。
この記事では、フリーランス・起業初心者の方向けに、会計ソフトの種類・選び方・おすすめを整理して解説します。
会計ソフトとは
会計ソフトとは、日々のお金の流れ(売上・経費・仕入・税金など)を記録・管理するツールです。
本来なら税理士や経理担当が扱うような帳簿作成や申告書の作成を、個人でも簡単にできるようにしたのが会計ソフトの役割です。
特に近年は「クラウド会計ソフト」が主流となり、パソコンだけでなくスマホアプリでもレシート撮影・口座連携・自動仕訳が可能になっています。
つまり、昔のようにノートやExcelで手作業する必要はありません。
ツールを正しく選べば、経理・税務のストレスをほぼゼロにできる時代です。
主な会計ソフトのタイプ
1. Excelや手書き帳簿
昔ながらの方法。無料で始められる反面、仕訳や集計をすべて自分で行う必要があります。
青色申告に必要な「複式簿記」の知識がないと、正しい帳簿にならないリスクも。
特徴
- 無料で始められる
- カスタマイズ自由
- 仕訳・集計がすべて手作業
- ミスが多く、税務署対応にも不安が残る
2. インストール型の会計ソフト
弥生会計などに代表される、パソコンにインストールして使うタイプ。
昔ながらの形式で安定感がありますが、クラウドのような自動化機能は少なめ。
データがPC内に保存されるため、バックアップや移行も自分で管理が必要です。
特徴
- 一度購入すれば使い続けられる
- オフラインでも利用可能
- 自動仕訳・銀行連携などは弱い
3. クラウド会計ソフト
現在主流の形式。
銀行口座・クレカ・レシートなどを自動で取り込み、AIが仕訳を提案。
確定申告書類も自動で作成でき、税理士との共有もスムーズです。
代表的なものは以下の3つ。
- freee(フリー):UIが分かりやすく、初心者向け。
- マネーフォワードクラウド:中級者向け。データ連携とレポート機能が強い。
- 弥生オンライン:税理士連携に強く、サポート体制が充実。
特徴
- 自動化で圧倒的にラク
- クラウドなのでPC・スマホからいつでもアクセス可能
- 毎月1,000〜2,000円程度の利用料
それぞれのメリット・デメリット
| タイプ | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| Excel・手書き帳簿 | 無料/自由度が高い | 知識が必要/ミスが多い/時間がかかる |
| インストール型ソフト | 安定・オフライン利用可 | 自動化が弱い/データ移行が面倒 |
| クラウド会計ソフト | 自動仕訳・連携・レポートが便利/税務対応が簡単 | 月額費用あり/ネット環境が必須 |
この表からもわかる通り、今から始めるならクラウド会計一択です。
コストを抑えたいからとExcelで始めても、半年後には結局クラウドに移行するケースが大半です。
フリーランス・起業初心者が会計ソフトを選ぶときの基準
1. 会計知識がなくても使えるか
青色申告の65万円控除を受けるには、複式簿記形式の帳簿が必要です。
クラウド会計ソフトなら、専門知識がなくても自動で複式簿記に対応しています。
2. 銀行・クレカとの連携
経費計上で最も面倒なのが、明細の入力。
クラウド会計なら銀行口座やクレジットカードを連携すれば取引を自動取得でき、手入力の必要がほとんどなくなります。
3. スマホでレシート管理ができるか
外出中のカフェ代や打ち合わせの交通費など、フリーランスは経費の種類が多いもの。
スマホで撮影して自動仕訳してくれるソフトを選ぶと、申告前に慌てることがなくなります。
4. 税務署・e-Tax対応
確定申告を電子申告(e-Tax)で行うなら、対応ソフトであることが必須。
freee・マネーフォワード・弥生オンラインはいずれも対応済みです。
目的別おすすめの選び方
✅ 経理が初めての人
→ freee(フリー)
とにかくUIが直感的で、画面の指示通りに進めるだけで申告まで完了。
初心者でも「何をすればいいか」がわかりやすい設計です。
✅ 事業を拡大していきたい人
→ マネーフォワードクラウド
複数口座の連携やレポート分析が充実。
将来的に法人化する可能性がある人に向いています。
✅ 税理士と一緒に進めたい人
→ 弥生オンライン
会計事務所との共有実績が最も多く、税理士を使う前提なら安心。
サポートも電話対応が手厚い点が強みです。
会計ソフトの導入で得られる3つのメリット
- 青色申告65万円控除を確実に受けられる
→ 確定申告書が自動生成されるため、提出漏れや記入ミスのリスクが大幅に減少。 - 日々の経理時間を90%削減できる
→ 自動連携+スマホ入力で、毎日の仕訳が数分で完了。 - 開業初年度から節税意識が持てる
→ 経費を「使った瞬間に記録」できるので、節税の感覚が身につく。
どれを選ぶか迷ったら
最初はfreee(フリー)から始めるのが最もハードルが低いです。
開業届の提出サポートから青色申告までをワンストップで行えるため、「とりあえず始めてみたい」人に最適。
- 無料トライアルあり
- 開業届の自動作成機能付き
- 確定申告書をワンクリック出力可能
もし「freeeが物足りない」と感じたら、そのときにマネーフォワードや弥生へ移行してもOK。
クラウド間でのデータ移行もスムーズに行えます。
AAIIのサポートスタイル:開業初期の“仕組みづくり”をまるごと設計
AAII(アーイー)では、Webサイト制作だけでなく、開業・経理の仕組み化サポートも提供しています。
会計ソフトの導入から、請求書テンプレート、freeeやマネーフォワードの設定支援まで、事業基盤の整備をトータルで伴走。
「Webも会計も何から始めたらいいか分からない」
そんな方に向けて、開業初期パッケージ(30万円〜)として、デザイン×会計の両面からサポートします。
まとめ
会計ソフトは“税務ツール”ではなく、ビジネスの健康状態を可視化するダッシュボードです。
日々の記録を自動化できれば、確定申告はもちろん、事業判断や節税対策も格段にやりやすくなります。
今の時代に合った選び方をするなら——
- 無料で済ませたいならExcel
- 自動化とラクさを求めるならクラウド
- 最初の一歩ならfreee(フリー)
そして、
「仕組みから整えたい」「見せ方も含めて整備したい」
そんな方は、AAIIが開業支援+ブランディング基盤づくりまでお手伝いします。
あなたのビジネスを、“見える化”と“仕組み化”で強くする。
その第一歩は、会計ソフトの選び方からです。