グループ経営における理念の統合。買収・合併時に組織のハレーションを防ぐ言葉
事業が拡大し、ホールディングス体制への移行やM&A(買収・合併)によるグループ経営に乗り出す企業が増えています。しかし、財務やシステムの統合はスムーズに進んでも、「人の心(カルチャー)」の統合に失敗し、優秀な人材が大量に離脱してしまうケースが後を絶ちません。 今回は、AAIIのクリエイティブディレクター・フジヰにインタビューを実施。グループ経営において、異なる歴史を持つ組織同士の衝突(ハレーション)を防ぎ、一つの強固なチームへと統合するための「理念の再構築」について話を聞きました。...
【要注意】ダメな経営理念の3つの特徴。壁の飾りで終わる「丸い言葉」の罠
自社のWebサイトや採用パンフレットに掲載されている「経営理念」。それを見て、現場の社員が奮い立ったり、顧客が共感してくれたりしている実感はありますか? もし、ただ「いいこと」が書いてあるだけで誰の記憶にも残っていないとしたら、それは機能していない「ダメな経営理念」になっている可能性が高いです。 今回は、AAIIのクリエイティブディレクター・フジヰにインタビューを実施。現場を冷めさせ、壁の飾りで終わってしまう経営理念の共通点と、それを「機能する武器」へと変えるための視点について話を聞きました。...
パーパスとミッションの違いとは?流行りの言葉に流されない自社の軸の作り方
近年、ビジネスの現場で「パーパス(存在意義)」という言葉を見かける機会が爆発的に増えました。「パーパス経営」という言葉がトレンドになり、自社のWebサイトの「ミッション」という見出しを、慌てて「パーパス」に書き換える企業も少なくありません。 しかし、言葉のラベルを流行りのものに掛け替えただけで、組織の何かが変わるのでしょうか。...
中長期ビジョンは「3年後の売上目標」ではない。社員を熱狂させる未来の景色の描き方
決算期や新しい事業年度のスタートに合わせて「中長期ビジョン」を発表する企業は多いです。しかし、経営陣が力強くプレゼンした資料を見て、現場の社員がワクワクするどころか「またノルマが増えた」と冷めた顔をしていることはないでしょうか。 それは、経営陣が「中長期ビジョン」と「中期経営計画(数値目標)」を混同してしまっているからです。 今回は、AAIIのクリエイティブディレクター・フジヰにインタビューを実施。エクセルの数字の羅列から脱却し、社員が自ら走り出したくなる「未来の景色」としての中長期ビジョンの描き方について話を聞きました。...
コーポレートミッションと事業ミッションの違い。多角化する組織を束ねる「言葉の階層」
創業時の単一事業から成長し、第二、第三の新規事業が立ち上がってきた時、多くの経営者が「既存のミッションが、新しい事業の文脈と合わなくなってきた」という悩みに直面します。 会社全体を表す「コーポレートミッション」と、個別の事業を表す「事業ミッション」。この2つを混同したまま組織を拡大すると、各事業部のベクトルがバラバラになり、会社としてのアイデンティティが崩壊してしまいます。...
ミッションの作り方。辞書の「きれいな言葉」を捨て、社会へのスタンスを削り出すプロセス
自社のミッション(果たすべき役割)を作ろうとした時、多くの企業が「言葉集め」の罠に陥ります。 経営陣やプロジェクトメンバーで集まり、「革新」「貢献」「グローバル」「笑顔」といった、辞書に載っているような前向きな単語をホワイトボードに書き出し、それらをパズルのようにつなぎ合わせて立派な文章を作る。しかし、そうして出来上がったミッションは、驚くほど現場の心に響きません。...
強い企業理念の作り方。経営者の「原体験」を言語化する4つのステップ
会社を立ち上げる際、あるいは組織が拡大し新たなフェーズを迎える際、多くの経営者が「強い企業理念を作りたい」と考えます。しかし、いざ真っ白な紙を前にすると、どこから手をつければいいのか分からず、他社の事例や辞書にあるような立派な単語を並べてしまうケースが少なくありません。 今回は、AAIIのクリエイティブディレクター・フジヰにインタビューを実施。表面的な言葉選びに終始せず、経営者の奥底にある熱量を、組織を動かし事業を勝たせる「強靭な言葉」へと翻訳するための、具体的な4つのステップと事例についてじっくりと話を聞きました。...
「かっこいい企業ミッション」の罠。ポエムを捨てて、組織を動かす泥臭い武器を創る
自社のミッションやビジョンを策定する際、「もっとスマートで、かっこいい言葉にしてほしい」とオーダーされる経営者の方は非常に多いです。確かに、採用ページや名刺に印字された時に見栄えのする、スタイリッシュな英語や洗練されたコピーには憧れるものです。 しかし、その「かっこよさ」を追求するあまり、現場の実態と乖離した実体のない「ポエム」を生み出してしまう企業が後を絶ちません。...
ミッションの意味とは?言葉の定義ではなく「社会的使命」を定義する重要性
会社のWebサイトや採用ピッチ資料を作る際、「自社のミッションをどう書くべきか」と悩む方は多いでしょう。その第一歩として、そもそも「ミッション」という言葉の意味をネットで検索してみた経験がある方も少なくないはずです。 しかし、辞書に書いてある直訳をそのまま事業に当てはめても、人の心を動かす言葉にはなりません。今回は、AAIIのクリエイティブディレクター・フジヰにインタビューを実施。ビジネスにおける「ミッションの本当の意味」と、それを単なるお飾りではなく、社会に対する強いメッセージへと昇華させるための思考法について話を聞きました。...
SDGsを企業理念に組み込む「罠」。コモディティ化を防ぐ、本質的な言語化の技術
自社のWebサイトや会社案内を開くと、必ずと言っていいほど「17色のカラフルなSDGsのホイールロゴ」が掲載されている時代になりました。社会課題の解決に取り組む姿勢を示すことは、現代の企業にとって不可欠な要素です。 しかし、そのトレンドに便乗し、SDGsの目標をそのまま「自社の経営理念」や「ミッション」として掲げてしまう企業が急増しています。実はこれこそが、企業から個性を奪い、組織を思考停止に陥らせる危険な罠なのです。...
ビジョンの意味とは?社員が「この指とまれ」と言いたくなる未来予想図の描き方
ミッション、ビジョン、バリュー(VMV)の中でも、最も言葉の抽象度が高く、経営者の頭を悩ませるのが「ビジョン」です。ネットで「ビジョンの意味」と検索すると「展望」「将来の構想」「理想像」といった言葉が出てきますが、それをそのまま自社に当てはめても、なかなか組織を動かす力にはなりません。...
【要注意】有名な経営理念を真似る罠。他社の言葉では組織が動かない理由と「自社の軸」の創り方
自社の理念やVMV(ビジョン・ミッション・バリュー)を新しく策定・見直しする際、多くのプロジェクトチームが最初に行うのが「有名な経営理念のベンチマーク(他社事例の研究)」です。 Apple、Google、トヨタ、京セラなど、卓越した成果を出し続けている有名企業の言葉を並べ、「うちもこんなかっこいい理念にしたい」「このエッセンスを取り入れよう」と議論を始める。しかし、実はこの「名言のつまみ食い」こそが、自社の理念を誰の心にも響かない「フランケンシュタイン(継ぎ接ぎの怪物)」にしてしまう最大の要因なのです。...
企業理念の優れた事例から学ぶ。業界別に見る「機能する言葉」の共通点
自社の企業理念やVMVを見直す際、必ずと言っていいほど行われるのが「他社の事例研究」です。「企業理念 事例」と検索すれば、有名企業の素晴らしい言葉がいくつも並んでいます。しかし、それを参考に自社の理念を作ったはずが、なぜか社内に浸透せず形骸化してしまうケースが後を絶ちません。 今回は、AAIIのクリエイティブディレクター・フジヰにインタビューを実施。業界別の具体的な事例を紐解きながら、ただの「美しいスローガン」で終わる企業と、言葉が「組織を動かす武器」として機能している企業の決定的な違いについて話を聞きました。...
「三方よし」を経営理念にする罠。古い商慣習を現代の「戦う武器」へと翻訳する技術
「売り手よし、買い手よし、世間よし」。近江商人の哲学として知られる「三方よし」は、日本企業の経営において古くから愛され、今でも多くの企業が経営理念やビジョンに掲げている素晴らしい精神です。 しかし、この伝統的で美しい言葉を、ただそのままWebサイトや社訓に書き写しただけで、現場の社員が熱狂し、競合他社との差別化に繋がっている企業はどれほどあるでしょうか。...
ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の事例に学ぶ。3つの言葉が連動する「強いブランド」の構造
企業ブランドの根幹となるミッション・ビジョン・バリュー(MVV)。近年は多くの企業が自社のWebサイトにこれらの言葉を掲げていますが、「それぞれの言葉の繋がりが見えない」「現場の行動に結びついていない」という悩みを抱える経営者も少なくありません。 今回は、AAIIのクリエイティブディレクター・フジヰにインタビューを実施。MVVが機能している優れた事例を解剖し、3つの言葉が「点」ではなく「線」として連動し、組織の強い軸となるための構造について話を聞きました。 MVVが「点」で終わる企業と、「線」になる企業の違い AAII編集部:...
全社理念はなぜ営業に響かないのか。「営業理念」で現場のアクションとKPIを繋ぐ
「社会に貢献する」という立派な全社理念が掲げられている一方で、営業の現場では「月末までに気合いで数字を作れ!」というノルマ至上主義の号令が飛んでいる。 このような「高尚な理念」と「泥臭い営業現場」の断絶は、多くの企業で見られる致命的な課題です。営業担当者は「理念なんかで飯は食えない」と冷めきり、組織は疲弊していきます。...
かっこいい企業理念は「言葉の響き」だけでは作れない。魂が宿る表現の条件
自社の企業理念やVMVを策定する際、「社員が誇りを持てるような、とにかくかっこいい言葉にしたい」と考える経営者は非常に多くいらっしゃいます。実際に「かっこいい 企業 理念」と検索し、有名企業のスタイリッシュな表現を参考にしようとするケースも少なくありません。 しかし、言葉の響きだけを真似ても、自社の理念が「かっこよく」なることはありません。今回は、AAIIのクリエイティブディレクター・フジヰにインタビューを実施。表面的な美しさを超え、組織を牽引する「魂が宿るかっこいい表現」を生み出すための条件について話を聞きました。...
経営理念を浸透させる本当の方法。組織の「対立」と「マンネリ」を打ち破る言葉の力
経営理念やバリュー(行動指針)を作ったものの、現場に全く浸透しない。そんな悩みを抱える企業は少なくありません。その原因を探ると、「言葉をルールとして押し付けているだけ」というケースが非常に多く見られます。 今回は、AAIIのクリエイティブディレクター・フジヰにインタビューを実施。フジヰ自身が過去に手がけた、大手婚活サービスの生々しいプロジェクト事例を交えながら、組織の壁を越えて言葉が浸透していく「本当のプロセス」について話を聞きました。 「ルール」ではなく、現場の「マインドセット」を変える言葉 AAII編集部:...
部署ごとの「組織ミッション」はなぜ必要か。全社理念と現場を繋ぐ翻訳の技術
全社を束ねる壮大なコーポレートミッションが完成し、社長が声高にそれを発表した。しかし、営業部やマーケティング部、あるいは経理や開発などの各「組織(部署)」の現場に降りていくと、途端に「自分たちの普段の業務とは遠すぎる」と冷めた空気が流れてしまう。 こうした「全社」と「部門」の間に生じる熱量の断絶は、多くの企業が抱える根深い課題です。...
ミッション策定のワークショップはなぜ失敗するのか?「全員合意」の罠とプロの視点
組織が拡大するタイミングや、新しい事業フェーズに向かう際、ミッション(果たすべき役割・戦略)を新たに策定しようとする企業は多くあります。その際、「現場の社員も巻き込んで、みんなでワークショップをして決めよう」というアプローチをとるケースがよく見られます。 しかし、付箋を貼り合って民主的に作られた言葉が、結局は誰の心も打たない「丸くて退屈な言葉」になってしまうことは珍しくありません。...
「ミッション=社会貢献」という勘違い。ビジネスで確実な利益を生む実利のツール
「うちの会社にもミッションを作ろうと思うが、社会貢献のようなきれいごとで本当に売上が上がるのか?」 経営者の方から、こうした疑問を投げかけられることは少なくありません。多くの人が、ミッションを「CSR(企業の社会的責任)」や「SDGsのアピール」と同じ引き出しに入れてしまっています。 しかし、ビジネスにおけるミッションとは、決してボランティア精神の表明ではありません。...
経営理念を英語にする際の落とし穴。グローバルで通用する「意志」の翻訳術
事業のグローバル展開や、多様な国籍のメンバーを採用する組織拡大のフェーズにおいて、自社のミッションやバリューを英語化する企業が増えています。 しかし、日本語で作られた素晴らしい理念をそのまま直訳し、結果として「ネイティブから見ると不自然な表現になっている」「日本語にあった泥臭い熱量が完全に消え去っている」というケースが後を絶ちません。...
企業のミッションとは何か?「壁のポエム」を「最強の経営インフラ」に変える完全ガイド
あなたの会社のWebサイトに掲げられている「企業のミッション」。それは、日々の営業現場で武器として使われているでしょうか?それとも、誰も暗唱できない「壁の飾り(ポエム)」になってしまっているでしょうか。 多くの企業がミッションを「社会貢献のアピール」だと勘違いし、辞書に載っているような無難な言葉を並べて自らの個性を消してしまっています。...
行動指針(バリュー)の作り方。現場の「マインドセット」を変え、自走する組織を創るプロセス
ビジョン(目指す世界観)とミッション(果たすべき役割・戦略)が定まり、いざ現場の社員に向けた「行動指針(バリュー)」を作ろうとした時、多くの企業が壁にぶつかります。 「顧客第一を徹底する」「誠実な対応を心がける」「法令を遵守する」——。出てくる言葉がどれも当たり前のルールになってしまい、これでは現場の行動は何も変わらないと頭を抱える経営者は少なくありません。...
語れる「由来」がブランドを強くする。熱狂的なファンを作るストーリーテリングの技術
世の中の誰もが知る有名なブランドには、必ずと言っていいほど「名前の由来」が存在します。そして、私たち消費者は無意識のうちに、その由来という名の「ストーリー」に惹かれ、共感し、そのブランドのファンになっています。 これから新しいブランドやプロダクトを立ち上げる際、単にかっこいい言葉を選ぶだけでは、熱狂的なファンを作ることはできません。顧客の心を打ち抜き、長く愛されるブランドを作るためには、「なぜその名前になったのか」という必然性のあるストーリー(由来)が不可欠です。...
「経営理念」と「VMV」の違いとは?昭和の社是から現代の武器へアップデートする方法
多くの日本企業には、創業時から大切にされてきた「経営理念」や、額縁に入れられた「社是・社訓」が存在します。しかし、時代の変化とともに、それらの言葉が現場の熱量と乖離し、単なる形式的なものになってしまっているケースも少なくありません。 一方で、スタートアップや成長企業が掲げる「VMV(ビジョン・ミッション・バリュー)」という言葉も定着してきました。果たして、従来の経営理念と現代のVMVは何が違うのでしょうか。...
経営方針とは何か?「理念」を現場のアクションと数字に落とし込む接続の技術
素晴らしい企業理念やVMV(ビジョン・ミッション・バリュー)を掲げているにもかかわらず、業績が伴っていない。現場の動きが鈍い。そんな企業に共通して欠けているのが、理念と現場を繋ぐ「経営方針」の存在です。 今回は、AAIIのクリエイティブディレクター・フジヰにインタビューを実施。抽象的な理念を、日々の業務や「数字(KPI)」へと変換し、組織を推進させるための接続の技術について話を聞きました。 経営方針とは、理念と数字を繋ぐ「架け橋」である AAII編集部: 企業理念やVMVと、「経営方針」とは何が違うのでしょうか。 フジヰ:...
成長が止まる「企業ビジョン」の共通点。社員を置き去りにしない未来の描き方
組織が一定の規模まで成長した時、「ここから先、会社をどうしていくべきか」と立ち止まる瞬間があります。その壁を越えるために「企業ビジョン」を策定しようとする経営者は多いですが、言葉の作り方を間違えると、かえって社員の心が離れてしまう結果を招きます。 今回は、AAIIのクリエイティブディレクター・フジヰにインタビューを実施。社員を置き去りにしてしまう「ダメなビジョン」の共通点と、組織を再び熱狂させるための「未来の景色」の描き方について話を聞きました。 「業界トップシェア」はビジョンではなく、経営目標である AAII編集部:...
経営と理念はなぜ分断するのか。社長の脳内を組織のインフラに変える言語化の力
創業から順調に売上を伸ばし、社員数が増えてきたタイミングで、多くの経営者が直面する「見えない壁」があります。「現場が社長の意図を汲み取れない」「経営戦略と理念がバラバラに動いている」といった、経営と理念の分断です。 今回は、AAIIのクリエイティブディレクター・フジヰにインタビューを実施。社長一人の背中では組織を引っ張れなくなった時、トップの脳内にある想いを「言語化」し、組織全体を自走させるインフラへと変換するプロセスについて話を聞きました。 組織拡大の壁。「社長の背中」だけでは人は動かなくなる AAII編集部:...
ミッションドリブンな企業はなぜ強いのか。採用と利益を両立させる「意味」の設計図
近年、「ミッション(果たすべき役割)」を経営の中心に据えるミッションドリブンな企業が注目を集めています。しかし、多くの経営者にとって、ミッションとは「社会貢献をアピールするためのきれいな言葉」という印象に留まっているのが実情ではないでしょうか。 今回は、AAIIのクリエイティブディレクター・フジヰにインタビューを実施。ミッションは単なる社会貢献活動ではなく、現代のビジネスにおいて「強烈な採用力」と「確実な利益」を生み出すための極めて実戦的な設計図であるという本質について話を聞きました。...